5年生も後半になると、
同じラグビースクールに通う中学受験組の子どもたちは、
以前にも増して、塾のテストだったり各種イベントごとへの
忙しさが見られ始めました。
一方、うちの子はと言えば、
勉強は二の次、三の次。
ラグビーだったり、サッカーだったり、
そして禁断の果実であるゲームに没頭する
毎日を送っていたせいか、
小学校のテストではあまり良い成績ではありませんでした。
ただ、テスト結果の中身をみてみると、
漢字や計算などの知識を問う問題の正答率が低い反面、
洞察、推論などの論理的思考力を問う問題の正誤率は高かったことから、
課題が明確だったため、それほど気にはしていませんでした。
知識系については、日ごろの勉強の積み重ねが
結果にもろに反映してくるため、
短時間でもよいので毎日コツコツと勉強したほうが
良いことを子どもにアドバイスしました。
そのためのツールとして、
Z会の通信教育をうまく活用するようにしていました。
他方、論理的思考系については、
低学年~中学年にかけて、半分遊び、半分勉強という感覚のもと、
子ども自らが興味をもって学んできたことで、
依然スキルが色褪せていないことを確認でき安心しました。
今までのブログには書いておりませんでしたが、
小さい頃から本を読むのが好きだったため、
数えきれないほど買い与えましたし、自らも学校の図書館から
借りてきては夢中になって読んでいました。
一冊を読み終える速さには、
常々感心していたのを覚えています。
本をたくさん読んでいたことで、
読解力は高かったと思います。
子どもとのコミュニケーションの中で、
「この本にはどういうことが書かれていたのかを、簡単に教えて!」
と試しに聞くと、要約するスキルは課題ではあるものの、
本を読まずとも内容を想像できました。
この要約するスキルこそが、
表現力や論理的思考力に直結するため、
Z会の通信教育では「作文」講座も受講していました。
赤ペン先生がわかり易く、添削してくれるので、
子ども自身もそれなりに楽しく勉強していたのでは
ないかと思います。
そんなこんなで5年生も終わり、
いよいよ最終学年に進級したのでした。