
こんにちは!那須です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は、『中学受験|受験生の子供にスマホを持たせることの思わぬ落とし穴』というテーマでお役に立つ情報をご紹介します。
ここ数年、スマホ利用者の低年齢化が加速しています。
内閣府が実施したある調査(平成29年度)では、小学生のスマホ利用率は実に29.9%、うちインターネットの利用率は23.0%の結果だったそうです。およそ小学生の3人に1人はスマホを持っている時代なんですよね。
<出典元:内閣府>
調査実施内容集計結果 参照
もしかすると、あなたのご家庭でもお子様にスマホを持たせてらっしゃるかもしれませんね。
実は最近、友人から中学受験生の子供にスマホを与えていたことでのトラブルについての話を聞きました。
子供がインターネットのとある掲示板で、中学受験勉強で抱えている悩みを書き込みしたところ、回答者たちからとてもネガティブな回答があり、子供がショックのあまり勉強に手が付かず、親にその状況を半泣き状態で告白してきたそうなんですね。
「えっ?小学生の子供がネットの掲示板に投稿なんてするの??」と私は半信半疑で話を聴いていましたよ。
で、そんな話を聞いて、私もいくつかの掲示板を覗いてみましたが、確かに中学受験生らしき小学生の投稿者からの書き込みが少なからずあるのを確認しました。
投稿内容は実に様々で、問題の具体的な解き方(例えば算数の図形問題等)の回答を尋ねているもの、勉強方法のアドバイスを求めるもの、成績が思うように伸びず悩みを吐露しているもの、中には親や塾への不平不満をこぼしているものなどがありました。
友人から聞いた話は希有かと思っていました。でも、実は氷山の一角に過ぎず、受験生をお持ちのご家庭で子供が容易にインターネットにアクセスできる環境があれば、どのご家庭でも普通に起き得ることなのかもしれない、なんてそう気づかされましたね。
子供はいったいどういう気持ちで掲示板に書き込みをしたんだろう・・というのがまず思ったことでした。
周りの誰にも相談できない深い悩みを抱えていたからなのか・・。
あるいは、軽い気持ちでなんとなく投稿しただけなのか・・。
その真相はわかりません。
でも、投稿者(中学受験生)と回答者(大人)とのやりとりを見ていて、ふと心配になったことがありました。
それは、投稿するきっかけは別にしても、結果的に子供自身が情報の渦に掻き乱され、今まで塾や親から聞いてきたこととは異なる情報がインプットされてしまい、混乱をきたしてしまう可能性があるのではないかということです。
子供にとっては、情報を分別することはさすがにまだ難しく、仮にも大人が発言する情報なのであれば、なおさらその言葉を重く深く受け止めかねません。
このように、肝となる塾や親以外からの情報が入り交じり、情報統制(コントロール)が利かなくなってしまうと、あまり良い方向には作用しなくなると私は考えています。
例えば、
「模試や過去問の成績が振るわず、志望校の合格ラインに届かない・・どうしたらいいか?」
という悩みを子供が投稿したとします。
回答者から、
「今からでは受かるはずないから、受験することを止めた方がいい」
例えば、そんな軽率な回答があったとしたらどう思われますか!?
子供は到底頑張ろうとは思えなくなっちゃいますよね。親や塾にしてもとても迷惑な話ですよね。
もちろん子供を勇気づける回答の方がおそらく多いとは思います。
でも、ポジティブな回答かネガティブな回答かということよりもむしろ、先述のように塾や親からの情報統制(コントロール)が利かなくなり、子供が思わぬ方向に自走してしまいかねないリスクの方に目を向けた方がいいと思いますね。
なぜなら、中学受験は情報戦でもあるため、情報の一元管理はとても重要だからです。
いずれにしても、ITリテラシーが十分でない小学生の子供にとって、ネットの世界には様々な危険が渦巻いているため、スマホを含めインターネットの利用法については、これまで以上に親が目を光らせて管理し、子供を守ってあげなければなりません。
ましてや、中学受験を間近に控えている受験生は日々たくさんの不安やストレスを抱えているため、どうしても誰かに心の声を聴いて欲しいと思う気持ちが起きるのは中学受験経験者である私には非常によく分かります。
そのためにも、親子間での良質なコミュニケーションをこまめにとること(塾の先生からも子供の様子で変わったことがないかを適宜確認する)、加えてスマホを含め、インターネットの利用ルールを家庭内でしっかり決めておくことがとても大切なんですね。
いくつか具体的な方法はあると思います。
たとえば・・
・大人の目の届く範囲での利用に限定する
・フィルタリング機能を活用し、有害サイトにアクセスできないようにする
・インターネットを制限し、電話だけの利用に特化する
などです。
とはいえ、小学6年生ともなると、反抗期に片足を突っ込んでいる児童もいるため、中々難しい面もあるかもしれませんね。
でも、取り返しのつかない状態にさせないよう、子供と十分に話し合いながら、上手い解決法を見いだしてくしかありません。
親としては今までの努力を結実させるために、あらゆる面で子供をマネージメントしていかなければなりません。
繰り返しますが、中学受験は情報戦です。子供の心を揺さぶるような情報の渦からは極力遠ざけさせた方がいいと私は考えます。
あなたは、どのようにお感じになられましたか?
本日も、最後までお読みくださりありがとうございました!
頑張っていきましょう!
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