6年生から始めた中学受験で正念場だった秋からの勉強法

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中学受験、秋

※<2018年10月2日:情報更新しました>

こんにちは。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今日は、6年生から始める中学受験で正念場となる秋からの勉強法というテーマで役立つ情報をお届けしたいと思います。

 

6年生から中学受験を志し、塾に通い始めてから早数ヶ月。夏休みが終わり、入試本番まで残り半年を切る秋。

 

実は、この秋こそ6年生から始める中学受験において、正念場と言っても過言ではないほど、心身ともに大変きつい時期になると思います。

 

どうして正念場となるのか?

 

その理由を一言で表すならば、「やらなきゃならない課題が集中し、スケジュールがとてもタイトだから」です。

 

では、やらなきゃならない課題っていったいナニ?となりますよね?

 

それは主に次の4点です。

 

1.基礎学力の完成

2.志望校の決定

3.志望校の過去問を中心とした学習への転換

4.新たな学習課題の抽出、潰しこみ

 

冬休みと直前期には、志望校の合格最低点を確実にクリアするための最終仕上げの時期になることから、上記4点は9月~11月の秋のうちに必ずやっておかなければならない重要タスクとなるわけです。

 

もう少し詳しく解説します。

 

<1.基礎学力の完成>

中堅校クラス(四谷大塚・日能研の模試の偏差値で55程度)の入試問題では一般的に5割前後の問題は基礎学力を問われています。

 

したがい、塾のテキストでいえば例題、および基礎レベルの問題を確実に理解し、自力で解ける学力の完成を目指します。

 

<2.志望校の決定>

志望校を決定しなければ、次の過去問演習に進むことができません。

 

過去問では合格最低点を確実にクリアできるようになるまで、複数年分を繰り返し何度も演習することがとても大切ですが、これには時間が相当かかることを知っておく必要があります。

 

したがい、どんなに遅くても10月までには志望校を決定しておく必要があります。

 

<3.過去問を中心とした学習への転換>

今までは塾のテキストを使った単元学習が中心でしたが、いよいよ過去問演習がメインとなり、志望校の入試本番を見据えた、より実践的で総合的な学習に移ります。

 

<4.新たな学習課題の抽出、潰しこみ>

合格最低ラインと現時点の得点とのギャップから課題を整理します。これらの課題をどうやって潰しこみしていくかという戦略を練ります。

 

 

ここで1点補足しますが、6年生から中学受験を始めた場合、入塾する時期や習熟度にもよりますが、塾での単元学習のカリキュラムの修了はおおよそ秋半ばまで続きます。

 

これは、全単元の中から、優先度の低い単元には目をつむり、優先度の高い単元に絞り込んだうえでのことです。

 

基礎学力の完成時期次第で、後続の過去問演習へかけられる時間量が大きく変わってしまうことから、後々まで引きずるようなことはどうしても避けたいわけです。

 

ご多分にもれず、我が家の場合もこれを意識して取り組みましたが、中々うまくはいきませんでした。

 

当時の我が家の状況を参考までにご紹介したいと思います。

 

我が家の場合、入塾したのが6月下旬だったので、受験に必要なカリキュラムを10月一杯までに完成させ、11月から過去問対策に突入する計画でいました。

 

6月下旬から8月までは受験勉強への切り替えで、生活パターンは変わるは、小学校の勉強とは比べものにならないぐらい勉強内容が難しいはで、それはそれでとても大変でした。

 

でも、9月・10月・11月の3ヶ月間は、別の意味で相当きつい時期でした

 

なぜきつかったかと言えば、11月から過去問対策に入る計画だったため、9月~10月に塾で新たに習う残された単元については、11月以降まで引きずることができないというプレッシャーがあったからなんですね。

 

夏休み期間のように多くのまとまった時間がとれないため、塾で教わったことで不明点が少しでもある場合には、なるべくその日のうちに解消するという心意気で臨んでいました。

 

ところが、現実的にはその日のうちに解消できないものも多々あり、塾の授業が始まる前、終わった後に先生に粘り強く教えていただいていたというのが実際のところでした。

 

じゃあ、計画どおり10月中にすべて課題を残さずに習得できたのかと言えば、残念ながらそううまくはいきませんでした。

 

国語と理科についてはほぼ習得できましたが、算数と社会については一部課題(算数:図形/社会:歴史)が残ってしまったのです。

 

このような状況だったことから、現状課題と今後の進め方について塾に面談を申し入れ、次のような方針で対処することにしました。

 

11月から予定していた過去問対策を一部後ろ倒しにし、算数と社会の課題解決を最優先とする。

 

そのために、国語と理科のコマ数を減らし、算数と社会へ時間をシフトする。

 

何とか11月初旬までに課題を解消でき、過去問対策への取り組みの遅れを最小限に留めることができたわけです。

 

もともと、ある程度の計画の遅れは、年間の学習スケジュールの作成段階で折り込み済でしたが、やはり過去問対策に遅れが生じてしまうことに不安はありましたね。

 

でもこのとき、あることを思い出し、胸を撫で下ろしたことを覚えています。

 

それは、夏までに教わった単元の学習課題を夏休み中に完了させ、秋以降まで引きずらせなかったことです。

 

つまり、秋には、新たに教わる単元だけに集中できたということです。

 

もしも夏までの課題を9月以降まで引きずってしまっていたとすれば・・・。

 

おそらく、想像を絶するほど、もっと過酷だったのではないかと思います。

 

それでは、まとめに入りたいと思います。

 

入試日から逆算すると、冬休みと直前期は志望校の合格最低点を確実にクリアするための最終仕上げの時期であることから、秋は基礎学力を完成させ、志望校の過去問から学習課題と対策を整理しておかなければならない大変重要な時期であることを知っておく必要があります。

 

それゆえ、子どもももちろん大変な時期ではありますが、スケジュール管理、過去問分析と対策、子どものへのサポート、更には塾との連携など、親の役割も非常に肝となります。

 

秋が正念場と言う、その所以がここにあります。

 

是非、体調にはくれぐれも気をつけながら、充実した秋を過ごせるよう、陰ながら応援させていただきます。

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございます!

 

話しは変わりますが、この時期に家族で色々と悩み考えた末に結論に至った一大イベントがありました。

 

それは、来年2月に受験する中学校の最終選定だったのです。

 

どういう経緯で最終的に受験校を決めたのか・・・。

 

それについては、後日ブログでご紹介させていただきます。

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございます!

 

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