こんにちは！那須です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、中学受験｜通勤電車で見かける風景～男子５人衆の雄姿～
というテーマでお役に立つ情報をご紹介します。
平日の２１時半過ぎ。
とある駅に停車すると、
私が決まって乗車する車両に、ほぼ毎回乗車してくる
塾帰りの小学生５人の男の子たちがいます。
初めて出会ったといいますか、私の方が彼らの存在に
気づいて意識し始めたのは、ちょうど昨年の５～６月頃から
だったように思います。
見ていて、とても明るく元気の良い、
“やんちゃな”子どもたちというのが、最初の頃の印象でしたね。
男の子たちとは数駅だけ、時間で言えば１０分程度ですが、
同じ時と空間を共にしてきました。
聞こえてくる会話の内容から、彼らは某大手進学塾に通い、
中学受験を目指している小学６年生であることが容易にわかりました。
ちょうど夏休み前頃までは、塾での勉強の話よりも、
小学校での友達のことや任天堂スイッチの話の方が中心で、
それはそれは、どこにでもいるような普通の小学生そのものでした。
ところが、夏が終わり、秋を迎えたある日、
「夏休みに勉強したんだけどなあ・・全然偏差値が上がらないよ・・」
と、その中の一人の男の子が、別の子に
悔しそうな顔しながらボソッと呟いていました。
すると、遊び話でゲラゲラと笑っていた他の３人の子たちも
そのことに気づいたようで、急に笑うのを止め、それぞれが、
毎日どういう勉強をしているのかということをお互いに共有
し始めたんですね。
それぞれの子がそれぞれの得意な科目の勉強方法やコツについて、
苦手な子に熱心にアドバイスをしていましたね。
面白いことに、子どもたちそれぞれの得意な科目がうまく
分散していたんですね。
国語が得意な子は苦手な子に記述問題の解答の仕方を丁寧に
アドバイスしていましたし、算数が得意な子どもは線分図の
上手な書き方を紙を出して書いて説明していましたね。
理科の物理も手持ちの道具を実験道具として実演し・・
社会の地理も興味をそそるようなクイズ形式で質問し・・
行く行くはお互いがライバルの間柄になるであろうはずなのに、
兄弟みたいに助け合っているようで、感心して眺めていました。
そのような光景は秋が深まる頃まで続いたと思います。
しばらく、彼らの帰り時間と私の帰り時間が合わなかったからか、
見かけることがなかったのですが、つい先日久しぶりに見かけたんですね。
一瞬、彼らとはすぐに判別がつかなかったんです。
というのは、私が知っている当時の彼らの表情、そして姿勢とは
見違えるぐらいしゃきっとした感じに見えたからなんですね。
マスクをしていたこともすぐに誰だか分らなかった理由の一つでは
ありますが・・（笑）
それにしても、受験を間近に控えると、
やはり雰囲気は変わるものなんだなあと思いましたね。
子どもたちの様子を半年近くの間、そっと見てきました。
彼らからしてみれば、変なおっさんとよく会うなあ・・と
思っていたかもしれませんが（笑）
きっと、彼らは自身の目標をクリアできるだけの十分な力を
培ったのではないかと思います。
是非、夢を叶えて欲しいですね。
少し残念なのは、４月以降、この車両で子どもたちと
もう出会うことがなくなってしまうことです。
部活の帰りに、一段と逞しくなった姿を見ることができれば
嬉しいなあ・・
なんて、ちょっぴり物思いに浸ってしまった、
そんなひとときでした。
本日も、最後までお読みくださりありがとうございました！
頑張っていきましょう！
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