※<2018年10月15日:情報更新しました>
こんにちは!那須です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は、『中学受験|過去問は出版社毎の購入がベスト!その使い方は?』
というテーマでお役に立つ情報をお届けしたいと思います。
本記事では、6年生から中学受験の勉強を始めたご家庭が、夏までに志望校対策の準備として事前対応しておきたいことをご紹介します。
本記事をお読みいただき行動していただくことで、秋以降の過去問対策に向け、スムーズに移行することができるようになると考えています。
それでは、最後までご覧いただければと思います。
夏までに志望校対策として予め行っていただきたいこと、それは、志望校の過去問を入手し、出題傾向の全体感を掴んでおくことです。
我が家の場合には、下記4校についての最新年度の過去問を購入しました。
- 桐蔭学園中学・桐蔭学園中等教育学校
- 明治大学付属中野中学校
- 明治大学付属中野八王子中学校
- 法制大学付属第二中学校
なお、できれば、各出版会社(声の教育社、東京学参、教英出版)の中から、2社分の過去問を購入するのがベストです。少なくとも、大本命の学校については必ず購入するようにしてください。
なぜ、同じ学校の過去問を出版社毎に購入したほうが良いのかといえば、次の理由によるためです。
・出題傾向の分析内容が会社によって解釈が異なるため
・扱っている入試年度数が会社によって異なるため(例えばA社は過去3年間分掲載、B社は過去5年間分掲載等)
・入試問題の解答が会社によって異なる場合があるため(中学により解答を公表しない学校があるため、各社で解答を作成)
・国語の長文問題を掲載している会社としていない会社があるため(著作権許諾申請の有無によるため)
過去問を手に入れたら、いよいよ各校の分析に入ります。
夏の時点ではある程度ざっくりでも構いません。全体感を掴んでおくイメージです。
もちろん、この時期に詳細にわたっての分析ができるのであればベストです。
最低限下記3点だけは少なくとも抑えておきましょう。
・試験内容(受験日、科目、配点、時間)
・合否ライン(合格者最低点、合格者最高点、競争率)
・出題傾向(問題数、基礎/標準/難問の比率、分野毎の出題頻度)
もし、ご家庭だけでの分析に自信がないようであれば、塾をフル活用しても良いかと思います。
でも、ベストは各家庭で分析することです。
なぜなら、自ら汗をかきながら志望校を分析することで、その学校との心理的距離が縮まり、絶対に子供の希望を叶えさせてあげたいという衝動に駆られ、合格するための戦略的アクションに繋がるからです。
決して難しい作業ではないので、安心してまずは行動してみてください。
過去問の詳細分析のやり方については、また時期がきましたら、このブログで紹介したいと思います。
中学受験は一般的に「親の受験」とも言われています。
私自身、身をもって経験してきたので、まったくの同感です。
親の覚悟による行動次第では、例え6年生の途中から急遽中学受験の勉強を開始したとしても、志望校に逆転合格することは何ら夢でも何でもないわけです。
そして、親の腕の見せどころの一つは、「過去問(=志望校)を分析すること」であると私は考えています。
6年生から始める中学受験においては、その他一般的なご家庭とは違い、短期間のうちに確かな情報を取捨選択し、一意専心取り組むことが成功の秘訣なわけですから。
入試問題は、学校側からの強烈なラブコールなんです。
これは詭弁でもなんでもありません。
素直に受け止めてみてください。
「このような能力のある生徒に我が校にきてほしい。」
「だからこのような学力を身につけてください。」
入試問題を通じて、このように毎年繰り返しアピールしているんです。
入試問題にその学校の理念が凝縮しているわけなんです。
ですから、出題傾向も毎年毎年ころころ変わるわけではなく、類似した問題が出題されるというのは当然のことなんです。
まとめます。
夏までに出版社の異なる2社以上の過去問を準備しておきましょう。
そして、各校の分析をしておきましょう。
これをしっかり行っておくことで、秋以降、スムーズに過去問対策に移行できます。
それでは、頑張っていきましょう!!