※<2018年10月9日:情報更新しました>
こんにちは!那須です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、『中学受験|6年の冬期講習は目的と内容から受講を判断する』というテーマでお役に立つ情報をご紹介します。
ここ数日間、本当に寒くなってきました。
屋内と屋外との温度差で風邪を引かない、十分にご自愛くださいね。
さて、前回のブログでは中学受験|冬期講習の効果的な活用法をご紹介させていただきました。
まだお読みでなければ、最初にこちらをご覧いただければ一層理解が深まると思います。
今回は前記事からさらに踏み込み、受講内容をどういう考え方で選んだらよいのか?というお話をしたいと思います。
冬期講習を活用する最大の目的は、志望校の合格ラインに到達させるうえで課題となっている弱点の克服です。
これらの課題は出題頻度が相対的に高めなため、絶対に克服しなければならないものである反面、家庭学習だけではなかなか効果的に習得しにくい、とても扱いづらい部類のものを指しています。
この類いのものこそ、家庭学習ではなく冬期講習を活用し、しっかりときめ細かく指導してもらう方が、私は効率的であり効果的であると考えています。
そういう意味で、冬期講習が始まる前までに、この類いのものを普段の過去問演習の中でしっかりと選り分けておくことがとても大切です。
できれば、感覚的ではなく過去問演習結果の正否データに基いた、科学的な裏づけにより選り分けしておくことが望ましいですね。
参考までにイメージを少しだけご紹介します。
たとえば、「算数」を例にしますね。
※100点満点/合格ライン64%と仮設定
出題頻度 | 配点 | 正答率 | 優先度 | |
四則計算 | ◎ | 10 | 90% | |
比と割合 | ○ | 20 | 80% | |
数の規則性 | ○ | 20 | 55% | |
平面図形 | ◎ | 40 | 40% | |
場合の数 | △ | 10 | 20% | |
計 | 100 | 54% |
「優先度」とは冬期講習を活用し、集中的に学習した方が良いと判断する順位付けです。
少々ざっくりした例かもしれませんが、上のサンプルデータから何が読み取れ、どのように優先順位付けを行ったら良いと思いますか??
まず、合格ラインに対して合計で10%足りない状況であることが分かります。
これを埋めるための最大の鍵となるのは、「平面図形」の正答率の向上ですよね?
なぜなら、「出題頻度」と「配点」が高いにも関わらず、「正答率」が低いからです。
次点は「数の規則性」で、考え方は上記とほぼ同じです。
「四則計算」は満点を狙い、「比と割合」は現在のパフォーマンスを維持できるよう努め、「場合の数」は出題頻度が低いため、正答率が悪くても気にしなくても良いと私なら判断します。
まとめますと、一つのやり方として、日々の自宅学習でも「平面図形」と「数の規則性」を意識的に勉強しつつ、冬期講習を最大活用することにより、合格ライン65%までスコアアップできるようなスケジューリングをするのが良いと考えます。
イメージを掴めましたか?
今回は冬期講習の受講内容の考え方を、算数を一例にご紹介させていただきました。
もちろん、入試は全科目の総合得点で合否が決まりますので、例えば今回の例のような、算数で65%を絶対にクリアしなければならないというわけではない、ということは十分に含みおきください。
つまり、もしも他の科目で算数のビハインドをリカバリーできる算段がつくのであれば、無理して算数の対策を練る必要がないということです。
志望校の合格最低ラインをクリアさせるためには、どの科目のどの単元をどれぐらいまで得点をアップさせる必要があるのか・・
上記課題を自力で克服できるのであれば、冬期講習を無理に受講する必要はないと思います。
逆に、自力での克服が困難だと思われたり、何となく不安だと思われるようであれば、冬期講習を活用した方が良いでしょう。
なお、冬期講習を受講すると決めた場合、塾とも重点課題を事前に擦り合わせし、「達成したいゴール」を完全に塾とも共有させておいた方が効果は間違いなく格段に高まります。
今回のやり方を一つの参考にしていただければと思います。
本日も、最後までお読みくださりありがとうございました!
頑張っていきましょう!
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