中学受験|過去問対策で検討しておきたい「選択と集中」の戦略

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中学受験、過去問、戦略

※<2018年10月23日:情報更新しました>

こんにちは!那須です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今日は、中学受験|過去問対策で検討しておきたい「選択と集中」の戦略』というテーマでお役に立つ情報をご紹介します。

 

前回の記事(中学受験|過去問はいつから始める?そしてそのやり方は?)では、過去問をいつから、どのように実施すれば良いかというやり方をご紹介いたしました。

 

1回の過去問演習では、おおよそ5時間程度(半日程度)もの時間がかかること、また相当気力と体力を消耗するので、1日に複数回実施するというのは現実的に厳しいということを経験則からお話させていただきました。

 

通常の塾の宿題と復習、自宅での個別学習、公開模試、冬期講習等々もこなしながら、並行して過去問もトレーニングしていく必要があるため、実は、相当な過密スケジュールになるということなんですね。

 

このように半日程度が過去問演習には必要となることから、平日は難しく“休日”にしか実施できないのが実情なのです。

 

以上のことを考慮に入れたうえで、過去問の実施スケジュールを組み立てていく必要があるわけですが、1点とても真剣に検討した方が
良いことがあるのです。

 

それは、現在候補としている幾つかの志望校の中から最終的に何校を受験しようと考えるのか・・ということです。

 

これはどういうことを意味しているのかと言えば、受験する学校の数ぶんだけ過去問対策は必要になることから、各校の出題傾向・出題形式の分析、演習、課題解決の一切を全て行うだけの時間を捻出することが過不足なくできるのかどうか・・ということです。

 

例えば、3校受験する予定であれば、3校分の過去問分析、演習、課題対策が必要です。

 

もちろん、受験する学校の過去問で「合格最低点」以上の点を持続的に安定して取れる確信があるのであれば、質量のコントロールをしても良いとは思います。

 

何れにせよ、受験校の数が多いとその分の過去問分析と演習、そして合格最低点をクリアするためのアクションが必要になるため、子供にとっても親にとっても負担は倍加します。

 

そして、ややもすると全て中途半端に終わってしまうというリスクさえありうるということです。

 

以上のことから、受験校の数を絞るというのは、戦略上、大変重要なポイントなのです。

 

学校数が少なければ少ないほど負担が減り、特定の1校にその分のリソースを全集中できるというわけですから。

 

その点については、各家庭の考え方があると思いますので、戦略的にじっくりと考えて結論を出したほうが良いと思います。

 

その際、併願受験する意味や目的をもう一度考えてみると良いかもしれません。

 

過去に書いた記事(中学受験|チャレンジ校・実力相応校・滑り止め校を併願受験すべき?)が参考になるかもしれませんのでチェックしてみてください。

 

我が家の場合、熟慮に熟慮を重ねた結果、当初の複数候補の中から特定の1校だけに絞り、全てのリソースを一極集中することが最も効率的で、かつ最大効果を創出できるとの考えからそのようにしました。

 

そして結果的に、特定の1校への対策を完全なものとし、仕上げることができたため、本番の入試では連日圧倒的なスコアを叩き出し、僅か半年間で偏差値だと「15」もビハインドのあった学校に逆転合格できたわけです。

 

本日ご紹介した内容をどうぞ、参考になさってください。

 

本日も、最後までお読みくださりありがとうございました!

頑張っていきましょう!

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