理科や算数に対して苦手意識や拒絶感を持つ
お子さまが多いと聞きます。
妻の周りのママ友からも、
「うちの子は理科と算数がひときわ苦手で、
まったく興味を示そうとしないのよね・・・」
なんていう嘆きの声をよく聞いていました。
もちろん教科により、好き嫌いや得意不得意が
あることは普通のことだと思いますし、
当然かもしれませんよね!?
でも、もしも理科や算数が好きになる、
或いは得意科目になる、
そんな秘訣なんてものがあるとしたら、
試してみたいと思いませんか??
その前に、どうして理科や算数を嫌いなったり、
苦手意識を持ったりしてしまうのでしょうか?
それは、おそらく「覚える=暗記」するという学習法が、
いつからか習慣化してしまっているからなのではないかと思うのです。
そもそも子どもは何事に対しても、なぜ?なぜなの?
という強い関心を持つものです。
この「なぜ?」という疑問に対しては、
時間をかけてでも一緒に解決してあげることが大切です。
我が家では、この「なぜ?」という疑問に対し、
論理的思考による解決能力を向上させるための
児童用書籍を多く買い与えました。
理科では、『ドラえもん科学ワールドシリーズ』が
子どもにとって親近感のある本だと思います。
関心を持って読んでは、自ら実験する姿をよく目にしました。
算数では、『天才くらぶチャレペーシリーズ』が
非常におススメの本です。
学校の勉強カリキュラムとは一線を画しますが、
繰り返し繰り返し問題を解くことで、
相当な論理的思考力が身につきます。
また、普段の暮らしの様々なシーンで、
遊び感覚で触れるのが効果的です。
例えば、電車に乗るときに切符を買うとします。
切符には4桁の番号が刻印されています。
その番号を「+」「-」「×」「÷」を組み合わせて、
「10」にするという遊びです。
例)5319
5-3-1+9=10
これは簡単でしたね。
それではこれはどうでしょう?
例)6463
{(6×4)+6}÷3=10
いかがでしたか?
次にいよいよ電車に乗るときにできることです。
おじいちゃんの家にはだいたい何時に着くかな?
到着時間をおじいちゃんに電話しておきたいので教えてくれる?
距離は140km、電車のスピードは平均70km/時間らしい。
電車を降りてから、おじいちゃんの家まで10分かかる。
現在の時刻は8時50分。電車の発車時刻はちょうど9時。
さあ、どうでしょうか?
答えは11時10分ですね。
次に乗車中にできることです。
電車で移動中にボールを真上に投げたら、
ボールはどこに落下すると思う?
次に、ボールを真上に投げている途中に、
電車が急停車したら、ボールはどこに落下すると思う?
電車と同じ速度で人間もボールも移動しているので、
1つめの答えは、ボールは手元に落下してくるですね。
でも電車が急停車した場合には、ボールだけが直前まで
電車と同じ速度で進行方向に力が加わっているので、
ボールは手元に落下するのではなく、
進行方向に落下してしまう、というのが答えです。
実際に実験をしてみるのが一番ですね。
このように、理科や算数を身近なものを例にして、
一緒に楽しみながら考えていく習慣を身につけることが、
好きになり、得意になる一歩だと思います。
子どもにとっては、一旦物事の性質や理屈がわかると、
その後の能力の伸長度は格段に違ってきます。
是非、低学年~中学年の間に、
試してみることをおすすめします!