こんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は、
中学受験を6年生から始め、
応用問題を解き始めるタイミングは?
というテーマでお役に立つ情報をご紹介します。
突然ですが、
今のお子様にとって、
新たな問題を数多く解かせるのと、
同じ問題を繰り返し解かせるのとでは、
どちらの方が学力向上に効果的なのかを
知りたいと思いませんか?
なぜ、“今の”という枕詞をつけたのかには、
ちょっとした理由があるんです。
それは今の子どもの知識の定着度合いによって、
どちらが適切なのかが変わるからです。
新しい問題を数多く解くのに適切なタイミングは、
Aの知識が定着し、更にBやCの知識も定着し、
いよいよ応用力を養う段階になってからです。
ここでの「定着」とは、
「第三者に説明できる状態」のことを指します。
人に説明することができて初めて定着できた
状態と判断できます。
そして「応用力」とは、
「様々な知識を組み合わせ、使いこなせる力」です。
つまり、AやBやCという基礎となる知識を
第三者に説明できるレベルまでになった段階で、
これらの知識を組み合わせて使いこなす訓練をするために、
初めて新しい問題(=応用問題)にチャレンジするのです。
このことを踏まえ、新たな問題を数多く解かせるべきか、
同じ問題を繰り返し解かせるべきかを判断します。
とはいえ、6年生から受験勉強を始める場合、
夏休み過ぎまで基礎力の磨きあげに時間がかかるので、
早くて9月からようやく新しい問題にも手をつけられる
スケジュール感になろうかと思いますね。
知識を組み合わせ使いこなせるようになるまでの間は、
塾のテキストの基本問題や馴染みのある問題集を丁寧に
繰り返し何度も解き、定着させることが大切です。
とかく、新しい問題を手当たり次第に解くことで、
見えない不安を解消させたいという心理が働いて
しまいがちですが、そこはグッと我慢ですね。
基本問題は確実にできると十分な手応えを感じられ、
もう他にこれ以上やるものがないというぐらいに
なって初めて次のステージに上り始めれば十分です。
再三ブログで書いていますが、基礎を徹底的に磨き
あげるというプロセスを決して軽んじてはいけません。
本番の入試で失敗しやすいのは、応用問題ができないから
というよりもむしろ、基本問題がしっかりと定着できて
いないからなんですね。
まとめます。
新たな問題を数多く解かせるべきか、それとも
同じ問題を繰り返し解かせるべきかの判断ポイントは、
基礎知識を組み合わせ使いこなせるようになっている
かどうかです。
本日も、最後までお読みくださりありがとうございました!
元気に頑張っていきましょう!